従来のワインセラーの課題
- 表示温度と庫内の実温度に差が生じやすい
- 庫内に温度差があり、テーブルワインが冷えすぎたり、温かったり
- 意図した温度になっておらず、長期保管にも影響しやすい
理想のワイン保存環境を思いのまま。プロの美学を支える至高のセラー
最大170本を収めるマスターシリーズ。ワインの保管に特化したフラッグシップとして、飲食店やホテル、ソムリエが求める「本物」の保管環境を追求しました。 収納力やデザイン性といった基本価値ではなく、長期熟成を左右する温度・湿度・環境対応の詳細スペックも優れています。0.1℃単位の精密な温度管理、外気に左右されない密閉構造、酷暑にも極寒にも動じない冷却・加温性能。ワインセラー選びで本質を見極めたい方に向けた、MP170の実力の核心をお伝えします。

ワインをどう熟成させたいか、その鍵を握る最も重要な指標が「温度」です。自然のカーヴと違い機械であるワインセラーでは、液体そのもののレベルで温度を正確に保つことが長期熟成の条件になります。マスターシリーズは緻密なセンシング技術で庫内の空気温度と液体温度を限りなく一致させ、温度ムラやブレを徹底的に排除。一定温度で守る熟成も、意図的な温度変化で育てる熟成も自由に選び取れます。
長期熟成の質を決めるのは、毎日の温度管理をどこまで精密に制御できるかです。外気の変化やドアの開閉があっても、セラー内部の温度を短時間で設定値へ復帰させ、短期の軸で安定させる技術こそがセラーの本質的な価値になります。マスターシリーズはワインの保管に特化したフラッグシップとして、日々の温度を精緻に守り抜きます。ワインセラー 温度のわずかな揺らぎまで抑え込み、長期にわたって狙いどおりの熟成環境を支え続ける設計です。
ワインセラーの魅力は温度を設定できることですが、多くの製品では表示温度と実際の庫内温度が一致していません。15本程度の小型でも5℃以上の差が生じ、大型セラーになるほど顕著です。1段の棚に前後2列で収納する超大型のマスターシリーズは、冷気を広くゆっくり均一に循環させるワイドエアフロー方式で庫内全体を均一で安定した温度に保ち、表示温度と実温度の差を徹底的に排除します。超大型ワインセラーならではの課題に正面から応える独自技術です。
ワインの保管に特化したフラッグシップだからこそ、同じ14℃でも2種類の運転を選べます。業界初の試みです。プロモードは液体温度を極限までブレさせない精密温度管理で、長期熟成の温度ブレを抑えたい愛好家や、意図した温度でサーヴしたいソムリエ向け。ノーマルモードは液体温度が0.5℃前後動く代わりに運転回数を極限まで抑え、動作がわからないほど静かです。音とエネルギー性能が気になるご自宅利用にも配慮した、選べる温度管理を実現しました。
ワインの長期保管においては、温度だけでなく一定の湿度も必要とされます。湿度が低すぎるとコルクが乾燥・収縮し、空気が入って酸化の原因に。高すぎればカビやラベル劣化を招きます。理想は60〜80%前後を安定して保つことです。
マスターシリーズは、断熱性や気密性を重視した「うるおい密閉式」を採用しています。当社では2017年発売のゼロクラス以降のモデルはすべて「密閉式」としており、外気の影響を抑えて年間を通じて安定した湿度を提供するので、日本の乾燥しやすい時期に、コルクの品質劣化を避けたいワインに理想的な選択となっています。
従来からある湿度維持の方法は、「穴あき方式:加湿循環タイプ」です。穴あき方式は、外気との小さな通気孔を設け、自然換気により湿度を保とうとするシンプルな構造が特長。コストを抑えられますが、外気に大きく左右され、季節や環境によって庫内条件が不安定になりがちです。乾燥した外気なら庫内も乾き、多湿なら過剰に上がるなど、環境が外気任せになるため外気湿度が安定しない日本では密閉式が適しています。
さらに、通気孔の多くは放熱のある背面にあり、必ずしも庫内に取り入れたい良い空気ではないのです。冷気が逃げるリスクも伴います。こうした課題を避けるには、外気の影響を受けにくい密閉型構造のワインセラーが適しています。
ワインやシャンパーニュの保管時は、冷却器に付着する結露水を巧みに利用し、高湿度を自然発生させる独自サイクルを搭載しています。表面積の大きいフィン冷却器に付いた露を冷気とともにファンで循環させて湿気を運び、滴下した水はドリップトレイに貯めて庫内のしっとり感に寄与します。余分な水分はドレンパンで自然蒸発するため、水を足すなどの手間なく高湿度を維持。ドアの開閉で乾きやすい冬季でも、年間を通じて安定した湿度環境を保ちます。
余分な水分はドレンパンで自然蒸発するため、水を足すなどの手間なく高湿度を維持。ドアの開閉で乾きやすい冬季でも、年間を通じて安定した湿度環境を保ちます。
設定温度と外気温の差が大きいほど、セラーには大きな負荷がかかります。一般的なペルチェ式は外気より12〜13℃程度しか冷却できず、コンプレッサー式で酷暑対応とあっても外気38℃時は設定15℃までという製品もあります。マスターシリーズは外気40℃でも庫内5℃を維持し、最大40℃もの温度差を克服する冷却性能を確保。冷却スペックに余力があるからこそ、実際の設置環境で安定して働き、運転時間の短縮による耐久性の向上にも寄与します。

設定温度より外気温が低い場合は、ヒーターを制御して庫内を温める必要があります。
マスターシリーズは外気温から最大25℃加温できるヒーターを搭載し、真冬に室温が5℃以下となる環境でも25℃を維持できます。
設定温度より外気温が低い場合は、ヒーターを制御して庫内を温める必要があります。マスターシリーズは外気温から最大25℃加温できるヒーターを搭載し、真冬に室温が5℃以下となる環境でも25℃を維持できます。しばらく留守にする別荘や寒冷地の住宅では加温性能が必須です。逆にレストランの厨房やバックヤードは高温になりがち。厳しい環境でも外気の影響を受けにくく、業務用の設置環境でも一年を通じて安定した保管環境を実現します。



マスターシリーズはビルトイン対応も可能なセラーです。主に前面底部から排熱する仕様のため、周囲に造作を設けて埋め込む設置ができます。
ビルトインで強制的に排熱を促す構造は、従来どおりのスタンドアロン設置でもさらに優れた放熱を発揮。結果としてワインセラーとしての熱効率が飛躍的に向上します。年間消費電力量223kWh/年という、この収納レベルでは圧倒的な省エネ性能につながり、飲食店やホテルの業務用途でも安心して設置いただけます。
ビルトインで強制的に排熱を促す構造は、従来どおりのスタンドアロン設置でもさらに優れた放熱を発揮。結果としてワインセラーとしての熱効率が飛躍的に向上します。年間消費電力量223kWh/年という、この収納レベルでは圧倒的な省エネ性能につながり、飲食店やホテルの業務用途でも安心して設置いただけます。
