SAKURA JAPANシリーズの機能的な特長を詳しくご紹介します
空気を冷やすセラーではなく、中に入れるワインの「液体温度」と「設定温度」が一致するように設計された独自の冷却機構を搭載しています。ワインの提供温度をすばやくキープすることも、長期熟成に必要な温度環境を作ることも可能なセラーです。
ワインの温度管理のために開発された特許技術「Bank Shot Cooling Technology バンクショットクーリングテクノロジー(特許6210571号)」です。冷気を絶妙なポイントに当て庫内全体に拡散させることで、ワインを均一な温度で管理することができるので、完璧に近い安定的な温度環境が得られます。
ワインの液体温度がブレない完璧に近い温度管理を実現しています。ワインの品質に影響しやすい短期的な温度変化を極限まで無くす温度制御技術です。ワインの液体温度変化がほとんどない一定管理できるとういうことは、意図的にゆるやかな温度変化をつけて、カーヴのようにワインを育てる環境を作ることもできるという側面も併せ持っています。
※SAB-90G上室とSB38上室での測定結果(他のZeroClassシリーズ、ZeroAdvanceシリーズも同等です)
※設定温度はどちらも14℃。庫内に保管したワインの液体温度を定常運転時に測定
※測定条件 外気27℃ SAB90G:24本収納 SB38:38本収納
※データは参考であり、保証するものではありません。
0℃~3℃くらいで低温保管したい日本酒はワイン以上に温度管理が難しく、まるで生鮮食品のように「鮮度」に敏感なお酒です。一般的な冷蔵庫よりも低い0℃をキープするために開発された日本酒保管に適した制御技術を搭載しています。
日本酒の保管の為に開発された制御技術です。一般的な冷蔵庫などでお酒を貯蔵する場合、空気の急激な温度変化が品質劣化のリスクになりえます。冷却運転に発生する霜を画一的にヒーターで溶かすことで、ヒーターの熱により庫内が一気に温まってしまうためです。セラーデフロストコントロールは、冷却配管の温度によって霜取運転が変わる制御。霜取り時にヒーターの動作時間を最適化するので、お酒の液体温度変化を最小限に抑えることができ、品質の劣化リスクを低減します。
0℃で冷やした液体温度のブレも最小限に抑えるので、日本酒セラーとしても高い性能を発揮します。小型冷蔵庫と比較しても0℃をキープするだけでなく霜取り時の液体温度を安定させ日本酒をできる限り長期間保存することができるよコントロールします。
※SB38上室での測定結果(他のシリーズも同等です)
※設定温度は0℃。庫内に保管した日本酒の液体温度を定常運転時に測定
※測定条件 外気27℃ SB38:38本収納
※データは参考であり、保証するものではありません。
対象機種:LX63DM2Z LX95DM2Z SB22 SB38 SB51 SB75 SB103 SS46
長時間にわたりワインセラーの庫内灯を点灯し続ける使用方法はワインの劣化リスクにつながります。一般的なLEDライトにはお酒が劣化する青色紫外線を沢山含んでいるからです。SS46には車載用としても使用されている灯篭の光を再現した伝統的な色合いのLEDを搭載。青色紫外線をほとんど含まないので、庫内灯の継続的な点灯でも劣化リスクを低減することが可能です。
上室には一般的な冷蔵庫よりも素早く急速に冷却する「急速冷却機能」が備わっています。飲食店などで短時間に冷やしたい場合に便利な機能です。また、業界初設定温度によって、ファンの回転数が自動で変化していく「インバーターファン」を搭載し、静音化に貢献しています。
一般家庭用冷蔵庫相当の動作音は発生いたします。寝室など周囲騒音が静かな場所での使用は動作音が大きく聞こえることもあります。
これまでの長期熟成用の湿度維持システム「加湿循環方式」をさらに見直した全く新しい湿度維持性能を搭載しています。外気を取り込まずにうるおいを密閉する発想と、冷凍サイクルの運転時間などの制御によりワインの長期熟成に必要な湿度を保つ機能です。
設定温度よりも外気温が低いとき、ワインセラーは冷却する必要がありません。替わってヒーターを制御して加温することで、設定温度を維持する機能を搭載しています。外気温よりも最低12℃以上温度を上昇させられるパワフルなヒーターで、寒冷地や別荘地など、冬期に低外気温になりやすい環境での使用も安心です。
※SB22の測定結果(他の製品の加温ヒーターも同等以上の性能があります。)
※設定温度15℃。
※測定条件 最低気温4℃ 最高気温11℃
※データは参考であり、保証するものではありません。
※対象機種:全製品
ワインセラーの50%以上の熱侵入はガラスドアからです。安定した温度管理を実現するためにガラスドアはキーアイテム。SS46に搭載されるガラスは、これまでで最も軽く、丈夫なガラスドアです。主に建材用に使われる「遮熱用」Low-Eガラスに加え、空気よりも30%以上断熱効果の高い「アルゴンガス」層を施すことで、3重ガラス並みの性能を誇る2重ガラスドアです。
外気の熱侵入を抑える「遮熱用」のLow-Eガラスは、建材に使用されている省エネ効果が高いガラスです。これまでの製品よりも高い冷却効率でワインの適温をキープします。また、筐体と同様に断熱用のウレタン発泡を注入したフレームは、フレームカラーヒートブリッジ(熱侵入)を抑え庫内の冷気流出を軽減します。0℃を維持するために高い冷却性能をサポートする高性能ガラスドアです。