用賀神社は東京都世田谷区用賀の閑静な住宅街に鎮座し、小規模な境内ながら約3万7千人の氏子をかかえる地域の鎮守です。
明治時代に用賀神社の前身でもある神明社に、安土桃山時代に勧請され古くはこの地の鎮守であった八幡社をはじめ周囲の神社が合祀され、現在の社名となりました。
主祭神の天照大御神をはじめ、八柱の御祭神をお祀りしています。
日本酒は、神社では古来現在に至るまで神前に供えられてきた歴史があり、重要な御神饌のひとつです。
御奉納いただいた日本酒やその他酒類を、できるだけ品質を落とさずに御祭神に供進するまでに保管する方法を模索していたところ、 酒造りや提供に携わる方から「低温管理ができるセラーで保管すると良い」という助言をいただき、導入を決意しました。
さくら製作所の製品は知人から勧めも多く、機種選定を進める中で新製品の発表を知りました。
発売前のGX50DM525体験イベントを訪問し、実際に製品を見て・触れて、その性能と外観を確認した上で最終決定。
選んだ最大の理由は、氷温保管が可能であり、拝殿にも自然に馴染む美しいデザイン性でした。
現在、GX50DM525は拝殿に設置されています。
拝殿は様々な儀式が執り行われる場ですが、控えめで落ち着いたたたずまいが神聖な空間の雰囲気と調和しています。
また、ガラス扉仕様により、ご奉納いただいたお酒を美しくディスプレイでき、お参りの方々にもご覧いただけるようになりました。
奉納いただく日本酒の中には「-5度保管推奨」の銘柄もあるため、-5℃~25℃で保管できるGX50DM525は最適です。
さらに、温度の状況を製品のディスプレイはもちろん、スマートフォンでも確認できる点は画期的で、出張や外出時でも状態を把握できるため、安心感があります。
日本酒保管のみに留まらず、イベントで体験した「-5度で冷やしたサイダーのフローズンドリンク」が面白く、楽しむ機会もあります。
導入にあたり最も懸念していたのは、儀式の際にセラーの稼働音が気にならないかという点でした。
発売前の体験イベントで製品のそばに耳を近づけて確認しましたが、ほぼ無音で、この静かさが導入の決め手のひとつとなりました。
実際の使用においても、拝殿の静寂を乱すことなく、ほとんど音を感じさせません。
厳かな場においても違和感なく溶け込み、安心して設置できます。
用賀神社は、地域の方々に親しまれ、日々の暮らしや節目の行事とともに歩んできました。
静かなたたずまいの中で、訪れる人々の心にそっと寄り添い、地域を見守り続けています。