1人や少人数でお酒を飲んでいるとき、「もっと気軽に色々な種類のお酒を楽しみたいけど、瓶やボトルを買うほどではない…」と考えたことはありませんか?
そんなもっと手軽にお酒を楽しみたい人のニーズに応えたのが、「飲みきりサイズ」の一合酒や缶ワインです。
飲みきりサイズと聞くと、ガラス容器に日本酒が入った「カップ酒」を想像する人も多いのではないでしょうか?しかし、飲みきりサイズのお酒にはカップ酒以外にもさまざまな種類が存在します。
今回は多種多様に進化し続ける「飲みきりサイズ酒」の世界をご紹介します。
「飲みきりサイズ酒」とは、一合ほどの少量で売られているお酒のことを指します。日本酒なら180ml程度、缶ワインであれば200-300ml程度(グラス2杯程度)が主流です。
「飲みきりサイズ酒」の魅力は何と言ってもその手軽さ。具体的には以下のような魅力があげられます。
また、無理なく飲み切れる量なので、さまざまな種類のお酒を飲み比べたいときや、1人でお酒を楽しみたいときの「ちょこっと飲み」にぴったりです。
そんな「飲みきりサイズ酒」にはさまざまな種類があります。ここからは、スーパーなどで手軽に購入できるものから、ちょっと風変わりな珍しい商品まで、多彩な「飲みきりサイズ酒」をご紹介していきます。
スーパーやコンビニを覗いてみると、カップ酒を筆頭にさまざまなタイプの飲みきりサイズ酒が並んでいます。その中でも特に多く見られる代表的なタイプをピックアップしてみました。
飲みきりサイズ酒で最もポピュラーなのが、ガラス容器にお酒が入ったカップ酒です。タブを引き上げることでワンタッチで簡単に開けられるプルアップタイプが多く、密封性に優れています。最近ではパッケージに凝ったデザイン性の高い商品も増え、若い世代からも注目を集めています。
紙パックは、ガラス容器よりもリーズナブルな商品が多く、飲み終わった後の処理が簡単なのも魅力です。軽量で持ち運びやすいので、旅行やキャンプなど、お出かけ先でも気軽に楽しむことができます。
最近見かける機会が増えたのが、プラスチック製のパウチパックです。パウチパックには、軽い・保存しやすい・割れにくいという利点があります。また、途中で折り曲げることも可能なので収納場所にも困りません。フタや容器はすべてプラスチックでできているので、分別する手間が少なく、後処理も簡単です。
缶はその保存性の高さから、日本酒やワインのような管理の難しいお酒でも、長期間品質を保つことができます。また、冷蔵庫に入れると短時間でお酒を冷やすことが出来るのもメリットです。最近コンビニやスーパーでも見かけることが増えており、カップ酒に並び、飲みきりサイズ酒の主流となりつつあります。
ここまで紹介してきた一般的なお酒以外にも、ギフトにぴったりなおしゃれなパッケージや、ユニークな飲み方のものまで、さまざまな商品があります。ここからは自分で飲んでも、人にプレゼントしても喜ばれる、ちょっと風変わりな商品をご紹介します。
新潟県で生まれた、日本酒カクテルの素です。ドライフルーツとはっか糖が入った容器の中に、好みの日本酒を注ぐだけで甘くフルーティーな日本酒カクテルが出来上がります。そのかわいらしい見た目から、ギフトとしても多くの人気を集めています。
「好みの日本酒と出会うきっかけになってほしい」という思いから生まれた、日本酒をパウチ容器で楽しむ新感覚の一合酒。オンラインサイトでは全国各地の日本酒が取り揃えられ、さまざまな種類の日本酒を少しずつ楽しむことができます。
普段は旅行先でしか飲めないご当地の地酒を、お家で楽しむことができる飲み比べセットです。そのデザイン性の高さや種類の多さから、コレクションとして部屋に飾ったり、小物入れにも活用できます。ギフトとして送っても喜ばれること間違いなしです。
ここまでさまざまな「飲み切りサイズ酒」を紹介してきましたが、ここ最近店頭でも見かける頻度が一気に増え、急速な広がりを見せているのが「一合缶」です。缶の日本酒やワインを販売するベンチャー企業もここ数年で右肩上がりに増えています。
「一合缶」の人気の理由は、その保存性の高さです。缶にお酒を詰める際に、容器の中を一度真空状態にするため、瓶やボトルよりも品質が長持ちします。また、最近ではスクリューキャップ型の商品も増えたことで、飲み切れなかったお酒もフタを閉めて簡単に保存することが可能になりました。その保存性の高さから、日本酒の生原酒などの繊細で管理が難しいお酒も一合缶として販売できるようになりました。
そんな「飲みきりサイズ酒」の可能性を一気に広げ、カップ酒の主流となりつつある一合缶。ただ、一合缶に馴染みがない人は「本当に美味しいの…?」と疑問を抱いているかもしれません。今回は、そのような疑問に応えるべく、SAKE TALK編集部がスーパーやコンビニ、オンラインサイトで一合缶を買い集め、飲み比べを実施。一合缶の人気の秘密に迫ってみました。
商品名:菊水 Alpinist アルピニスト 日本酒 清酒 新潟
アルコール度数:17.5%
容量:180ml
購入価格:550円(税込)
【編集部コメント】
口当たり滑らかで甘すぎない飲み口です。口に含んだ瞬間はあっさりした味わいですが、飲み込むときに日本酒特有の甘さをダイレクトに感じます。後味にはカカオのようなコク深い香りが残り、飲みごたえのあるお酒です。燻製卵やナッツなど風味の強いおつまみが欲しくなる味わいです。
商品名:生原酒大吟醸 ボトル缶
アルコール度数:18%以上19%未満
容量:200ml
購入価格:367円(税込)
【編集部コメント】
フタを開けた瞬間から華やかな香りが感じられます。生原酒ならではの深みがあり濃い味わいが感じられます。冷蔵庫でよく冷やして飲むことで、より香りの広がりが感じられます。日本酒のおつまみの代表格である、刺身やからすみ、しおからなどと合わせて飲みたくなります。
商品名:選べる「ぽんしゅグリア」と日本酒スパークリングセット
(セット内容)
・日本酒:わいわいスパークリング
アルコール度数:8度
容量:270ml
・ぽんしゅグリア(みかん)
購入価格:1,980円(税込)
【編集部コメント】
千歳飴のような日本人の口に馴染むやさしい甘さが特徴的です。お酒を注いだばかりのときは、ドライフルーツの香りとお酒の香りをバランスよく楽しむことができます。30分ほど置いておくと、ドライフルーツがお酒に馴染み、酸味が際立ってきます。時間の経過とともに2度・3度違った美味しさが感じられる楽しいお酒です。
商品名:JAPAN SODA ボトル缶
アルコール度数:7%
容量:180ml
購入価格:284円(税込)
【編集部コメント】
グラスに注いだ瞬間に華やかな香りが際立ちます。繊細な泡立ちで舌触りは滑らか。甘すぎずすっきりと飲めるので、あっさりした刺身や、こってりとした揚げ物など、どんな料理にも合わせやすい味わいです。
商品名:&WINE(アンドワイン)スパークリング白 ボトル缶
アルコール度数:11%
容量:280ml
購入価格:316円(税込)
【編集部コメント】
口に含んだ瞬間に、グレープフルーツのような香りが広がります。飲んだ後も口の中にほのかな酸味が残り、飲みごたえのある味わいです。サラダや白身魚など、ワインの味を邪魔しないあっさりとした料理と合わせると、よりワインの美味しさが引き立つと思います。
BOLLICINI(ボッリチーニ)スパークリング ロゼ・白
商品名:ボッリチー二 スパークリング (ロゼ・白)
アルコール度数:11%
容量:250ml
購入価格:389円(税込)
【編集部コメント】
ロゼは、イチゴやラズベリーを思わせる味わいです。甘さと酸っぱさのバランスが絶妙で、何杯でもぐいぐい飲んでしまいそうな飲みやすさです。
白は、飲んだ瞬間から青リンゴのような香りが鼻から抜けるすっきり爽やかな味わいです。ロゼよりも甘さ控えめで酸味が強いので、白身のカルパッチョなど淡泊な味わいの料理とマッチするかもしれません。
UNDERWOOD PINOT GRIS(アンダーウッド ピノ・グリ)
商品名:UNDERWOOD PINOT GRIS(アンダーウッド ピノ・グリ)
アルコール度数:13%
容量:250ml
購入価格:990円(税込)
【編集部コメント】
グラスに注ぐと、白桃のような香りが広がります。酸味・苦み・甘み、全てがバランスのとれた味わいです。冷蔵庫で冷やして飲むとフルーティーさが際立ち、常温で飲むと酸味や苦みなどの繊細な香りがダイレクトに感じられます。塩味の焼き鳥や脂身の少ない赤身肉などと合わせて飲みたいお酒です。
実際に一合缶を飲み比べてみると、日本酒・ワインの種類の多さに加えて、味わいや風味のクオリティの高さにも驚かされました。
一合缶では、生原酒からスパークリングワインまで、さまざまな種類のお酒を気軽に楽しむことができます。毎日の食卓で手軽に日本酒やワインを楽しみたいとき、ちょっと高級な食事と合わせてお酒を飲みたいとき、気分によってお酒の種類を選んでみてもいいかもしれません。
今回は一合缶以外にもさまざまな種類の飲みきりサイズのお酒を紹介しました。スーパーやコンビニに行った際は、ぜひ色々な種類を手に取って、楽しんでみてはいかがでしょうか?
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